1990年に滋賀にUターン、1993年からフリーで活動しています。
ちょうど滋賀県が取り組んでいた「近江歴史回廊」構想が1994年に始まり、そのガイドブックの撮影を担当しました。この時に滋賀県内を撮影に回ったことで、歴史や文化の奥行きの深さ、美しい風景、そこに暮らす人たちの営みに触れたことが今の基盤となっています。
「近江観音の道」表紙になった最勝寺(水口町岩坂)は2013年の台風18号で背後の山が崩れ本堂は倒壊。参道にも土砂が流れ、表紙の写真が往時の姿を伝える貴重な資料となりました。
http://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-204-6/
考えられないような災害が起こっています。津波や洪水、土砂崩れでモノが失われ、文化の伝承が途絶えてしまうかもしれません。そうならないように、記録して行くことの大切さを感じます。
それはクリエイター達がコトやモノを生み出すバックボーンを記録し、確認する作業と認識しています。
そこから新しい文化や産業が生まれてくると期待しています。
またここ10年、アートイベントの企画運営に関わっています。
「まちをアートに、アートをまちに!」、アートに出会う機会をつくって行くことが必要と思ってます。